漢方でダイエットはできるのか?東洋医学の体質改善の考え方について検証しました。

漢方でダイエットはできるのか?東洋医学の体質改善

身体の根本から改善!それが漢方のダイエット

食事制限や運動をして一時痩せてもリバウンドしてしまう、そんなに食べていないはずなのに太りやすい…。そんな経験をお持ちの方でしたら、「ダイエットを成功させるには体質改善が必要?」ということをお察しかもしれません。

漢方におけるダイエットとは、その人の体質に合わせて処方された漢方薬を服用することによって、根本から体質改善を図ることです。次の項目で詳しく説明しますが、東洋医学には「気・水・血」という考え方があり、この3要素の流れを整えることで内臓の働き・代謝・排泄といった本来の身体の機能が高まり、痩せやすい体が作られます。この3要素を整える目的で処方されるのが漢方薬です。

病気になったとき、西洋医学では薬によって病原を攻撃する、あるいは病巣を取り除くという考え方(対処療法)をするのに対し、東洋医学では患者の体質を改善し、病気に負けないような抵抗力をつけ、ウイルスを追い出すことが優先されます。また体力があるかないかといった、個人の体質に合わせて薬が調整されます。東洋医学では、ダイエットにおいても同様のアプローチをするのです。

もちろん漢方だけ飲めば痩せるというものではなく、ダイエットでは摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとることは基本ですし、適度な運動も必要です。漢方で体質改善を図ると同時に生活習慣を改善することで、健康的で理想的な体型に近づくことができるでしょう。

色々なダイエット法を試したけど痩せられない、歳とともに痩せづらくなったという方、漢方ダイエットで体の根本に働きかけてみてはいかがでしょうか。

東洋医学における「気」「水」「血」の考え方

東洋医学では、健康な体は「気」「水」「血」の3大要素によって成り立つとされています。体の不調はこの3つの要素のどれかが不足していたり、流れが滞ったりすることで起こります。これは肥満にも同じことが言えます。気・水・血とはそれぞれどのようなものか、不足するとどのような症状(太り方)になるのか、見ていきましょう。

血(けつ)

体内を流れる血液そのものと、血液が運ぶ栄養を指すのが「血」です。血が滞ると老廃物がうまく排出されず、脂肪が溜まりやすくなります(血太り)。

気(き)

「気」とはエネルギーのこと。気合や元気の「気」です。呼吸や心臓をはじめとした体の各機能を動かしており、生命維持に欠かせないものです。ストレスなどで気が滞ると、新陳代謝が鈍くなり太りやすくなります(気太り)。

水(すい)

体内の水分・胃液・リンパ液・汗・涙など、血液以外の体液が「水」です。水が滞ると体内の不要な水分(老廃物)を排出できず、太りがちになります(水太り)。

「私は〇太りタイプだ!」と思われた方から、どれにも当てはまる項目と当てはまらない項目がある…とモヤモヤされた方もいるかもしれません。それもそのはず、気・水・血はそれぞれ密接に関わっているため、どれか1つだけが乱れているというケースは考えにくいです。そのため漢方では複合的な要因にアプローチできるよう、複数の生薬が調合され、処方されるのです。

漢方薬を手に入れるには

では漢方薬はいったいどこで手に入るのでしょうか?最もスタンダードなのは、病院で専門医に処方してもらう方法か、漢方薬局で相談し処方してもらう方法です。病院の場合は漢方外来はもちろんのこと、肥満外来・ダイエット外来などで漢方薬が処方されることもあります。病院で処方される漢方薬は、自由診療でなければ保険がききます。

漢方薬局では薬剤師がじっくり相談に乗ってくれ、適した漢方薬を選定してくれます。病院よりも気軽で、悩み・体質を直接相談できるため心強いですが、保険はききませんので金銭的な負担は大きくなります。また一部の漢方薬はドラッグストアで購入することもできますが、置き場が限られているので種類が豊富とは言えません。

これらが一般的な方法ですが、病院や薬局に行かなくても漢方薬を手に入れられるとして利用者が増えているのはインターネット通販。種類も豊富ですし、ダイエットに効果的な生薬を使ったサプリメントも多数販売されています。どんな体質か・どんな悩みを持っているか、入力していくことで自分に合った漢方が分かるweb診断も普及していますので、「ダイエットに漢方」は今後さらに身近に感じられるようになるでしょう。

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