漢方で血液の巡りをととのえる方法について調べまとめました。

血行不良が原因で肥満に!
漢方で血液の巡りをととのえてダイエット!

漢方が血行を良くしてくれるワケ

漢方の中には、血液の量を増やしたり、汚れた血液を健康な状態にしたりする作用を持つものがあり、それを服用すると血行が良くなります。

血行を良くしてくれる漢方は、全身を巡ってさまざまな組織に栄養を与える血液を浄化する作用があるとされています。血行が悪いと血液は汚れやすくなって、汚れた血液が身体全体を巡り身体の不調をもたらします。血液が浄化されれば、綺麗な血液が身体を巡ることになり、身体の不調は改善されます。

また、血行が悪いと血液の量も不足しやすくなります。そうすると、余分な老廃物が排出されなくなってしまい太りやすい身体となっていきます。血液を浄化し、血液の不足が改善されれば、自然に代謝も高まり痩せやすい身体を作ることができます。

便秘に悩む人には「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」、そうでない人は「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」がおすすめです。服用に悩んだら薬剤師や医師に相談してみましょう。

血流が悪く便秘でお悩みの人には
「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」

「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」の配合生薬は、桃仁(トウニン)、桂皮(ケイヒ)、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ)、甘草(カンゾウ)です。これらの成分は、血行の悪さから生じる肩こりや頭痛、腰痛などの痛みに効果的です。また、月経不順や生理痛、出産前後の不安定な心にも効果があるといわれています。

全身を巡って栄養を行き渡らせる血流が健康な状態になると、身体に溜まった老廃物も排出されていきますので痩せやすい体質となります。また、コレステロールや中性脂肪の悩みも解消してくれるので、服を着ているとわかりにくい隠れ肥満の人にもおすすめです。

今はまだ肥満に悩んでいなくても、生理不順や冷え性、肩こりに悩む人は血行が悪いことが多く脂肪がつきやすいので、早いうちに改善しておきたいですね。

のぼせやすいのに足が冷えて下腹部のハリが気になる人には
「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」

「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」は、「瘀血(おけつ)」を改善する代表的な漢方として知られています。配合生薬は、桂皮(ケイヒ)、薬(シャクヤク)、桃仁(トウニン)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)です。瘀血(おけつ)とは、血の巡りが何らかの理由で滞ってしまっている状態を指します。つまり、身体全体をバランスよく血液が循環しなくなっているため、頭痛や肩こりといった症状を引き起こします。

それ以外にも、血の巡りのバランスを整える作用が、月経異常や更年期障害などに効果的で産婦人科の三大漢方に1つと言われています。また、頭痛、肩こり、めまいなどの症状にも効果的で、ペインクリニックでもよく処方されています。

足が冷えたりむくんだりしやすい人で下腹部のハリが気になる人は、血の巡りが悪いことが原因の1つと考えられます。体力が普通程度にある人で、赤ら顔に悩んだり、のぼせやすいのに足が冷えたりする人におすすめです。また、下腹部が張る感じがする人にも向いており、瘀血(おけつ)による肥満に効果的です。

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