当帰芍薬散のダイエット効果・効能や正しい飲み方

当帰芍薬散の選び方

当帰芍薬散は虚弱体質タイプの人のダイエットに有効ですが、最も一般的な使われ方は月経トラブル・不妊症・冷えなどの治療薬としてです。そのため他のダイエットサプリのような、通販での定期コース購入のようなものは今のところ見かけません。漢方薬局ではもちろん購入できますが、ドラッグストアで市販薬を購入するか、ドラッグストアで売っている市販薬を通販で購入するというのが一番手軽です。

選び方としては、顆粒か錠剤かというのが最も大きな違いとなりますので、飲みやすいほうを選びましょう。当帰芍薬散の香りにはかなりクセがあり、味には苦みがあるので飲むのに四苦八苦しているという方も少なくないようです。他に選び方の基準になるのは価格ですが、メジャーな漢方ですのでドラッグストアでも複数種類取り扱っている場合があります。色々見比べてみるようにしましょう。

市販で購入できる代表的な当帰芍薬散は以下のようなものです。

クラシエ　当帰芍薬散エキス顆粒

クラシエ　当帰芍薬散錠

ツムラ　当帰芍薬散エキス顆粒

武田薬品　ルビーナめぐり（錠剤）

松浦漢方　当帰芍薬散エキス細粒

漢方薬の選び方の1つに、満量処方か、2分の1処方か、といったものがあります。「日本薬局方」という医薬品の規格基準書で定められた処方どおりの分量が「満量処方」です。当帰芍薬散の場合、満量処方は医師による処方となり、市販薬ではだいたい2分の1処方程度のようです。

当帰芍薬散の飲み方

漢方を服用するなら効果を最大限に発揮させたいですよね。当帰芍薬散の効果的な飲み方を見ていきましょう。

食前や食間に飲むどの漢方にも言えますが、食前や食間の空腹時に飲むと効き目があらわれやすいです。当帰芍薬散の市販薬は1日2～3回の服用とされていることが多いですが、効果を実感するためにも飲み忘れないようにしましょう。

水か白湯で飲む成分の吸収を高めるために、白湯か水で飲みましょう。顆粒の場合は水で流し込んでもいいですが、白湯で溶かして飲むのがおすすめです。錠剤の場合も、最もおすすめなのは白湯ですが水でもかまいません。

体が温まるものを食べるダイエット漢方として当帰芍薬散を選択する人には、冷え症の方も多いと思います。冷えは肥満の原因の1つとなるので、できるだけ解消したいもの。生姜・にんにく・玉ねぎ・長ネギ・大根・唐辛子・ごぼうなど、体が温まる食べ物を摂りましょう。また、冷たい飲み物やアイスなどを日常的に摂るのは控えましょう。

適度な運動を心がける当帰芍薬散が向いている人は虚証タイプで、体力があまりなく運動が苦手な方も多いようです。ですが、運動は血流改善と代謝アップに効果てきめん。無理のない軽い運動をして、漢方との相乗効果を目指しましょう。

当帰芍薬散のダイエット効果

では当帰芍薬散にはどんなダイエット効果があるのか、見ていきましょう。

血行促進

血行不良が続くと、基礎代謝が下がって冷えやすい「痩せづらい体」に。当帰芍薬散に含まれる生薬には体を温め血行を促進する作用があります。血行促進によって基礎代が上がれば、脂肪を消費しやすい、痩せやすい体へと導きます。

貧血の改善

血行促進されることで、貧血症状が改善されます。当帰芍薬散が向いている虚証タイプには貧血の人も多いですが、貧血があると体に栄養が行き届かず冷えの原因にもなります。めまいや立ちくらみといった貧血症状を改善することで、適度な運動も可能になり、ダイエットに適した健康的な体が作られます。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスの乱れは体調不良をきたすだけでなく、脂質代謝が落ち痩せにくい体になるというダイエットの大敵でもあります。当帰芍薬散にはホルモンバランスを整える作用があり、ダイエットだけでなく生理痛を改善したり、生理周期を整えてくれるという嬉しい効果があります。また、生理前に便秘になりやすいという人にも効果的です。